ごあいさつ
東京から長門市に移住してきて感じたのは、とにかく食材が「おいしい」という事。もちろん、東京には日本中、世界中から「おいしい」食材が集まっていたのですが、長門市で感じるおいしさは、一味違いました。
猟師さんの家で、本人が仕留めたイノシシや鹿をいただいたり、居酒屋のカウンターで隣になった漁師さんと、その人が捕った魚の刺身をつまんだり。その食材の裏にある物語が見えると、感じるおいしさは何倍にもなる。移住してから様々な経験を通して、そう感じています。
なぜ、その食材を使うのか。それはどんな食材なのか。どんな物語が隠れているのか。
おいしい料理を作るためには、作り手の私が、しっかりそれを考えなければいけないと思います。
コメラザは、小麦粉ではなく、米粉を使用します。規格外野菜や未利用魚などを、積極的に使用します。
食材を大切に。「おいしい」料理を作ることができるよう、日々、精進して参ります。
店長/永塚真也
経歴
神楽坂のイタリアンで修行し、その後、東京都内のダイニングバーやビストロ、居酒屋などで勤務。
店長や料理長を経験する中で、地方の魅力を知り、山口県長門市に移住。
移住後は同市の地域おこし協力隊として活動。市産食材を使用した商品の開発を担当し「棚田米BISCOTTI」「旅人シェフのレトルトパスタソース」を発売。(道の駅やECサイトなどで販売中)
2023年1月、地域おこし協力隊を退任し「米粉ラザニア専門店コメラザ」を開業。
社会貢献
日本には、多くの飲食店が存在します。特に都市部では、和洋中、大衆的なお店から高級店まで、数多のお店がしのぎを削っている状態。起業を考え始めた頃、東京の居酒屋で店長をしていた私は、ひとつの疑問と対峙していました。「飽和状態と言われるこの国の外食市場で、僕が起業して誰が喜ぶのだろう?」そこで得たひとつの答えが「社会貢献」。
私の事業が、少しでも「社会課題を解決する」事に繋がり、誰かを笑顔にする事が出来たら幸いです。
コメラザの創業
創業のきっかけは「棚田米BISCOTTI」の開発。米粉を使用してグルテンフリーにしたことで、小麦アレルギーの方々に喜んでいただけたことが原動力になりました。なぜラザニア?とよく聞かれるのですが、答えは単純で、私が好きだから。また「おこめの生地を使用することで、もちもち食感の美味しいラザニアができる」「おこめの消費拡大に貢献できる」という理由もあります。一人でも多くの方に喜んでいただけるよう、頑張って参ります。
シェフの想い
「米粉使用」「グルテンフリー」「食品ロスの削減」「地域食材使用」
コメラザの料理には、様々なコンセプトが詰まっていますが、根本は同じで
「食べた方に笑顔になってもらいたい」「また食べて頂きたい」その想いで日々料理をしております。
イタリアンは全国各地にあります。ラザニアを提供している店も、数多く存在します。
その中でも当店が「また食べに行きたいお店」として、皆様の記憶に残れば嬉しいです。